働き方って大事です!

勤務体制はしっかり把握しましょう

複雑な看護師の勤務体制

病棟には常に治療やケアが必要な患者さんが入院しています。そのため患者さんのケアを行うために看護師は、交替制の勤務体制をとっています。勤務体制はその病院によって異なり、変則的な勤務をする病院もありますが、大きく分けて2交替制と3交替制の二つの勤務体制をとる病院が多いです。病院によって仕事の始業開始時間も異なります。しかし平均してみると、2交替制というのは、大体朝8時半から17時半までの日勤勤務と、17時から翌朝9時までの二つの勤務体制でシフトを回していきます。3交替制というのは、大体朝8時半から17時半までの日勤、そして16時半から翌日1時半までの準夜勤、そして0時半から朝9時半までの三つの勤務体制をとっています。

ここで疑問となるのは、2交替制の夜勤の長さですね。それ以外は休憩をのぞき8時間勤務なので労働時間としては一般的です。しかし2交替制の夜勤は、夕方から朝までと非常に長い時間です。労働時間が長くなると疲労も重なり、仕事の効率も集中力も悪くなります。看護師は夜中であってもケアをすることはたくさんありますし、ミスは許されません。そこで多くの病院では、2交替制の勤務の間に仮眠時間を設けています。勤務をする病棟では、1人で勤務をすることはほとんどなく、2人か3人と交代で仮眠が取れるように勤務体制を整えています。そのため、2交替制の夜勤の間には、約2時間から3時間の仮眠をとり、体を休める時間が設けられているのです。

◎2交替制と3交替制をもっと深堀りしてみる:http://nurse-workstylereform.net